アユ漁が1日、愛媛県内の主要河川で解禁され、松山市と松前町の境の重信川下流では、待ちわびた愛好家が川に入り、投網を広げた。
 午前5時、解禁を告げる花火を合図に15人ほどが競うように川へ繰り出した。体をねじっては素早く投網を放ち、1時間ほどの間に多い人で20匹以上を捕らえ、腰に下げた籠に次々と入れていった。
 重信川漁業協同組合の本多義雄組合長(73)は「天然物は少し小さいが、夏場のピークにはアユも大きくなり、数が増える。今年も多くの愛好家にアユ漁を満喫してほしい」と話した。