愛媛県レッドデータブック(RDB)で絶滅危惧1類に指定されているトンボ「オオルリボシヤンマ」(ヤンマ科)のオスを、松山市の小学生が17日、東温市の皿ケ嶺で見つけた。確認した県RDBに執筆している水土里ネット愛媛の武智礼央さん(33)は「県内での発見は、2013年に久万高原町でヤゴが初確認されて以降、2例目」としている。
 発見したのは、松山市来住町の久米小4年山岡慧一郎君(9)。17日午前、祖父らとトンボ採集に出かけ、青い模様が入った体長約9センチのトンボを見つけた。一目で「オオルリボシヤンマだ!」と気付き、約10回虫捕り網を振り、捕獲した。
 県RDBによると、オオルリボシヤンマは国内では北海道から九州の冷涼な山地や池沼に生息し、6月上旬~10月下旬に現れる。腹などに緑から青色の斑紋があるのが特徴。