愛媛県内の多くの小中学校で夏休みが残り2日となった30日、松山市湊町7丁目の市立中央図書館では、子どもたちが児童コーナーの机で図鑑などを広げ、宿題の仕上げにラストスパートをかけていた。
 河野小3年の村上勇磨君(8)は、シロイルカの解説本を参考に、世界中の生息場所をスケッチブックに描き、自由研究をまとめていた。「島根県のおばあちゃんの家に泊まり、水族館でシロイルカを初めて見たのが思い出。もうすぐ学校で、どきどきする」とはにかんだ。
 同館は夏休み期間中、科学や工作の本の貸出数が伸び、読書感想文コンクールの課題図書は貸し出しの順番待ちが殺到したという。