外国人入浴客へのサービスを向上しようと愛媛県松山市は道後湯之町の道後温泉本館と椿の湯で21日、館内の順路や入浴マナーなどを説明する英語、韓国語、中国語(繁体字、簡体字)版ガイドペーパーの活用を始めた。
 市道後温泉事務所などによると、道後地区の外国人宿泊客数は近年増えており2015年は約3万2千人で過去最多。外国人入浴客へはこれまで、本館の概要をまとめたパンフレットを使ったり、職員が直接案内したりして対応していた。
 ガイドペーパーは、神の湯2階席や霊の湯2階席などコースに応じた6種類をそれぞれを用意。館内の見取り図や順路などをイラスト付きで紹介している。外国人モニターの意見を反映し、分かりにくいとされる浴衣の着方も掲載した。