多彩なアイデア筆に込め 今治で書展 5~84歳の力作308点
東予などで活動する燧洋書道会(友近吾邑会長)の書展が愛媛県今治市旭町1丁目の河野美術館で開かれており、型にとらわれない多彩な作風の書が並んでいる。10日まで。
市内を中心に県外を含む5~84歳の308点を展示。焦げ茶色の布に「陽」と大書した作品は、文字の上に書家で詩人の故相田みつをさんの言葉をポスターカラーで重ねたアイデアが光る。小筆で書いたいろは歌をコケや花で飾った遊び心あふれる作品も来場者を楽しませていた。
友近会長(68)は「言葉も書体も一人一人が工夫しており、バラエティーに富む。斬新で現代的な作品が多い」と話した。
8日午後1時半から作品解説会、10日午後2時45分から一般も参加できる実技体験会がある。