愛媛県の松山市消防局は24日、地道な消防団活動を続ける市内の大学生5人に「市大学生等消防団活動認証状」を交付した。実績を認証することで、学生の就職活動を支援し、消防団活動への参加を促すのが狙い。4月の制度創設後、交付は初めて。
 市は若手消防団員を確保し地域防災力の向上につなげようと2006年度から大学生防災サポーター制度を始め、現在は大学生105人が参加。認証は防災訓練や応急手当て講習などの消防団活動に1年以上取り組んでいる大学生らが対象で、本人の申請を受けて、審査する。
 市役所であった交付式には3人が出席。野志克仁市長が「これからも地域防災のリーダーとして活躍してほしい」と述べ、認証状を手渡した。