愛媛県大洲市の肱川で5日、昼鵜飼いが始まった。体験学習で招待された地元の久米小学校の親子を含む70人が屋形船7隻に乗り、ウの動きがよく見える日中ならではの水上ショーを楽しんだ。
 昼鵜飼いは、家族連れらにも気軽に楽しんでもらおうと2010年にスタート。主催する大洲市観光協会は13年から、開幕に合わせて地元の小学生を招いている。
 同市柚木の如法寺河原で屋形船に乗った久米小の児童と保護者約30人は、弁当を食べながら川を遊覧。船上から臥龍山荘や大洲城を眺めた後、鵜飼いを見物した。鵜匠の井上利和さん(50)が巧みに操るウに興味津々の様子で、ウがアユを狙って潜るたびに「頑張れー」と声援を送っていた。
 昼鵜飼いは、9月20日までの期間中の日曜日と、8月13~15日に開催。乗合船と貸し切り船がある。問い合わせは大洲観光総合案内所=電話0893(57)6655。