6月の土砂災害防止月間に合わせ、第11回「土砂災害・全国統一防災訓練」が5日、愛媛県八幡浜市など県内7市町であった。福祉施設の入所者や職員らが避難訓練や情報伝達訓練を通じ、災害時の対応を確認した。
 八幡浜市五反田の養護老人ホーム湯島の里では、午前9時40分に市から土砂災害警戒情報と避難勧告が出されたとの連絡を受け、避難訓練を開始。入所者や職員ら約60人がヘルメットをかぶって安全を確保し、施設の1階から2階に避難した。入所者は職員に付き添われ、階段やスロープで移動。避難完了後に入所者の体調などを確認し、市に報告した。
 5日の統一訓練は国土交通省や県、市町などが連携して実施し、県内では新居浜市、西条市、砥部町、西予市、宇和島市、愛南町でもあった。