製紙大手4社の2015年4~6月期連結決算が7日、出そろった。大王製紙(愛媛県四国中央市、佐光正義社長)は、紙おむつなど家庭紙部門がけん引し売上高が増加。経常利益も前年同期比で4割近く伸びた。
 売上高は1129億5700万円(前年同期比9.4%増)。大人用・ベビー用紙おむつとフェミニンケア商品が国内で好調で、海外はベビー用紙おむつを主力に伸びた。印刷用紙の数量は前年同期並みだったが、今年2月からの値上げが浸透し販売額は上回った。板紙・段ボールは加工食品分野で需要が堅調だった。
 経常利益は44億1300万円(38.8%増)、純利益は18億9600万円(19.5%減)。純利益の減少は、
 通期の業績予想に変更はない。