女子旅部門で道後1位、まちづくりやアート評価 うるおい日本 温泉総選挙
松山市の道後温泉が10日、「温泉総選挙2016」女子旅部門で1位に選ばれた。温泉地の魅力発信や利用促進につなげようと官民一体の「うるおい日本プロジェクト」が初開催した。
温泉地がある125の自治体から応募があり、環境省自然環境局や日本温泉協会、識者らでつくる選考委員会が審査。リフレッシュ▽ファミリー▽インバウンド(訪日外国人客)―など8部門の各1~5位とメディア賞8賞を選定した。
プロジェクトによると、道後温泉は本館を目当ての女性客が多く、女性の一人旅がしやすいまちづくりやアート事業が評価された。同部門2位は山中温泉(石川県加賀市)、3位は原鶴温泉(福岡県朝倉市)だった。
市道後温泉事務所は「アート事業などで観光客が増え、地元の各事業者も利用者へのサービス向上に努める好循環が生まれている。今後も女性層を意識したアプローチを進めたい」としている。
25日に東京で表彰式があり、部門賞の中から環境大臣賞が選ばれる。