全国の法務局などが実施する女性の人権に関する相談電話「女性の人権ホットライン」が20日まで、受付時間を延長して土日も開設されており、愛媛県内では松山市宮田町の松山地方法務局で人権擁護委員と職員が対応している。
 17日は人権擁護委員2人が交代で相談を受け、過去の職場で受けたセクハラ被害を丁寧に聞き取り、アドバイスをしていた。19日は弁護士の人権擁護委員が担当する予定。
 法務局によると2015年は期間中、17人から49件の相談があり、夫や親族、パートナーからの暴力や離婚問題などの相談が多かった。
 法務局職員は「相談場所が分からない人も気軽に電話してほしい。支援の専門機関に紹介もできる」と呼び掛けた。人権擁護委員の女性(73)は「一人でも被害者を減らしたい。身の危険がある人は早く気付いて行動して」と話した。
 相談は18日が午前8時半~午後7時、19、20両日が午前10時~午後5時。電話(0570)070810で受け付けている。