愛媛大の卒業式が24日、愛媛県松山市道後町2丁目のひめぎんホールであった。1818人が学びやを巣立ち、就職や進学などそれぞれの道へ新たな一歩を踏み出した。
 柳沢康信学長が「常に学ぶ姿勢を保ち続け、培った知の力を向上させてほしい」と激励。卒業生総代の理学部化学科沖光脩さん(22)が「卒業研究で誰も合成したことのない物質を創る難しさや楽しさを味わえた。4年間の経験は人生の大きな財産。学んだことを生かし前へ進みたい」と答辞を述べた。
 式後、華やかなはかまやスーツ姿の卒業生をサークルの後輩らが会場外で出迎え、門出を祝福。歌や花を贈って別れを惜しんだ。