友好都市提携10周年を記念し愛媛県松山市を訪問している韓国・平沢市の代表団は7日、松山市湊町3丁目の河原パティシエ・医療・観光専門学校で、学生らのもてなしで洋菓子作りや生け花を体験した。
 同専門学校は2014年4月、平沢市の韓国観光高校日本語通訳科の修学旅行生を受け入れ、浴衣の着付けなどで交流した縁があり、代表団も訪れた。
 平井貢校長は代表団8人に「心を込めて歓迎の意を表する」とあいさつ。道後地区の視察を終えたばかりの孔在光市長は、松山市の印象を問われると「本当に良かった。見て、感じたことを平沢市の行政に生かしたい」と力強く語った。
 学生約20人が4学科別に授業内容にちなんだ体験メニューなどを用意した。パティシエ・ブランジェ科は洋菓子作り。孔市長は真剣な表情で生地をかき混ぜ、成形器に搾り出した。