宇和島に学生カフェ 夏休み利用し開店
学生カフェ、気軽に寄って―。愛媛大の男子学生3人が今夏、宇和島市津島町岩松にある店舗を借り、9月末までの期間限定カフェをオープンした。約1カ月がたち、住民に親しまれる憩いの場になりつつある。
経営するのは筒井圭佑さん(19)、柳下佳樹さん(19)、増田有作さん(20)のいずれも理学部2年生。筒井さんは入学当初から起業の夢を持っており、同地区でまちおこしに取り組む企業組合いわまつの代表理事兵頭肇さん(61)が講師を務めた愛媛大での講義を5月に受講。兵頭さんの電気店を活用した起業の提案を受け、2人を誘い夏休み期間中のカフェ運営を企画した。
「T’Sカフェ」と名付けられた店は約10平方メートル。オープン1週間前に現地入りした3人は、住民の協力を得ながら準備を進めた。オープン前日になって、誰もコーヒーを入れられないことが発覚。柳下さんは「地域の人から慌てて手ほどきを受けた。皆さんがいなければオープンできていない」と笑う。営業は朝、昼、夜の3部制で木曜定休。問い合わせは筒井さん=電話080(2986)5245。