愛媛ゆかりの著名人が講師を務めるふるさと大学「伊予塾」(実行委員会、愛媛新聞社主催)の第51回講座が4日、宇和島市堀端町の市生涯学習センターであり、東京慈恵会医科大精神医学講座主任教授の中山和彦さん(65)=同市出身=が「カバンの心理学―こころの調子を読み取る」と題し、持つかばんによる心理分析を紹介した。
中山さんはかばんを「心の入れ物で自我の投影」と表現。素材や種類の違いには、持ち主の心の状態が表れると説明し「両手が空くリュックサックを使っている人は、用心深く戦う意識がある。紙袋は自我の弱さを示している」など具体例を挙げた。