参院選を前に新たに有権者となる高校生に政治への関心を持ってもらおうと、愛媛県立宇和島東高生と吉田高生計約80人が21日、宇和島市議会の6月定例会本会議を傍聴した。生徒はメモを取るなど真剣なまなざしで一般質問の様子を見守った。
 選挙権年齢を18歳以上に引き下げる改正公選法の施行を受け、吉田高校が市議会に提案。市議会が市内6高校に呼び掛け、2校が参加した。
 開会直後、上田富久議長が「高校生には今後、政治、選挙に関心を持ってもらうよう、市議会を体感し、しっかり勉強して帰ってほしい」とあいさつ。傍聴席で生徒は、小学校の統廃合問題や公園整備についての議員の質問や理事者の答弁を聞きながら、ふるさとの課題を考えた。