道後温泉誇れるまちづくり推進協議会(宮崎光彦会長)の2016年度総会が21日、愛媛県松山市道後鷺谷町のホテルであり、市民向けのまちづくり勉強会に取り組むことなどを盛り込んだ16年度事業計画を決めた。
 勉強会はこれまで会員向けだったが、道後への理解を深めてもらおうと歴史、文化、温泉に関して各1回、市民向けに開く。
 計画では、16年3月に初めて実施した合同防災訓練を継続することや、17年の愛媛国体までの完成を目指す椿の湯別館周辺の景観整備について研究することも確認。火災で本堂が全焼した宝厳寺(道後湯月町)の再建を機に、音楽祭の定期開催も検討する。
 総会には会員約100人が出席し、宮崎会長が「設立25周年を迎え、住人が道後に誇りを持てるような地域づくりを引き続き模索していきたい」とあいさつ。協議会顧問の奥村武久氏と愛媛大名誉教授の藤目節夫氏、宮崎会長による座談会もあった。