愛媛県立宇和島東高校ボート部後援会(玉留克典会長)はこのほど、宇和島中学校端艇部創設110周年記念誌「佐田の岬」を発刊した。伝統の校内ボートレース大会の歴史や全国大会での活躍を多くの資料写真を交えて紹介。県内有数の強豪校として知られる同校ボート部の足跡をたどっている。
 宇和島東高は1896(明治29)年、県尋常中学南予分校として誕生。宇和島中時代の1902(同35)年にボート部ができた。校内ボートレース大会はそれ以前からあり、ボート競技は「校技」とされている。
 「佐田の岬」は、25(大正14)年の初の全国大会優勝を記念して作られた応援歌のタイトル。学校開校からの沿革史を、時代ごとのトピックスを取り上げながら振り返るとともに、ボート部OB・OGの手記を収めた。年表と全国大会での優勝記録、読み物としても楽しめるように時代背景や裏話も盛り込んだ。
 B5判、203ページ。1冊3500円。