【ホノルル7日愛媛新聞】2001年2月にハワイ沖で宇和島水産高校の実習船えひめ丸が米原子力潜水艦グリーンビルに衝突され、実習生ら9人が亡くなった事故で、9日午後(現地時間)にホノルル市で開かれる慰霊式を前に、中村時広知事や在校生代表の4人ら県関係者が7日、現地入りし、慰霊碑で祈りをささげた。一行は碑の清掃ボランティアを続ける同市のセントルイス高校などを訪れ、水産高海洋技術科2年の4人が実習の様子や事故を忘れない取り組みを紹介し交流を深めた。
 事故から16年となる今年は犠牲者の十七回忌に当たり、現地の慰霊式には遺族ら十数人のほか中村知事や事故発生時に対応の陣頭指揮を執った加戸守行前知事らが出席する。米側からはホノルル市長や太平洋艦隊の幹部らが参列予定。