愛媛県教育委員会が推進する高校生自転車交通マナー向上対策事業で2016年度、実践指定校となっている宇和高校(西予市宇和町卯之町4丁目)で30日、安全運転認定試験での合格を目指した教室が開かれた。参加した1年生76人は7月1日、西予署が考案した独自の試験を受け、合格すれば同校が発行する認定証を交付される。
 安全利用やマナー向上への意識啓発につなげるのが狙い。試験は10問の○×形式。自転車の交通ルールや損害賠償問題などを取り上げている。
 顔写真入りの認定証には「自転車は車道が原則、歩道は例外」「車道は左側を通行」など「安全利用五則」が記されている。
 西予署による教室では、県警バイシクルユニット副隊長の古谷剛さん(34)による講話や模擬コースの走行、自転車シミュレーター体験などを実施。古谷さんは命を守るためにもヘルメット着用の重要性や、加害者・被害者ともにならないよう呼び掛けた。