老朽化に伴い愛媛県松山市が建て替えをしていた北条浄水場(同市庄)が完成し、16日に現地であった式典で地元住民らが施設を見学した。
 処理量は1日7900トンで、8カ所の井戸から取水した地下水を、北条地域の大半に当たる約8000戸に水道水として供給する。有害な大腸菌や病原生物を不活性化させる紫外線照射装置などを導入し、2月から給水を開始している。建て替え事業は2011年度にスタートし、総事業費は7億3000万円。
 関係者ら約30人が出席した式典で、野志克仁市長が「病原生物対策を施した浄水処理で、安全安心な水供給が可能となった」とあいさつした。