対話増で職場定着を 松山で介護職員向け講習会
介護職員の職場への定着を目指す講習会が23日、愛媛県松山市であり、介護施設の職員ら約60人が、職場環境改善のヒントやコミュニケーションの重要性などを学んだ。
介護労働安定センター愛媛支部(松山市)が県の委託で2015年度から実施する「新人介護職員職場定着促進プロジェクト」の一環。人材開発会社グッドコミュニケーション(同)の中田康晴代表(49)が講師を務め「スタッフ同士のコミュニケーションが不足している職場が多い」と現状を指摘。相手の話を聞く際に視線を合わせて発言をおうむ返しする「傾聴」を参加者に体験してもらい「初対面でも面と向かって1分間話すことで親近感が湧く。職場でもぜひ実践して」とアドバイスした。