みんなでつなごう元気な学びや―。愛媛県伊方町唯一の高校、三崎高校(三崎、103人)で30日、体育祭があった。入学志願者数の低迷など暗い話題を吹き飛ばし、三崎高にもっと親しみをもってもらおうと、町内全小中学校10校を招いての対抗リレーを実施。懸命にグラウンドを駆け抜ける子どもたちに多くの町民が声援を送った。
 三崎高によると、小中学生を招いてのリレーは少なくとも20年近く前から行っているが、全小中学校の参加は初めて。分校化も取り沙汰されている中、三崎高を活気づけようと各小中学校に打診したところ、全10校の快諾を得た。
 リレーは小学校と中学校の部に分かれて各校対抗で実施。小学校7校は、各学年1人ずつの6人がそろいのユニホームや体操服を着て、1年生から順に100メートルを走り切り、上級生にバトンをつないだ。