野生動物の骨を実際の形に組み立てながら、体の仕組みや特徴を学ぶ体験講座が30日、愛媛県久万高原町若山の面河山岳博物館であり、親子連れら25人が参加した。
 博物館で31日まで開かれている特別展「ホネものがたり」の関連イベント。動物ごとの特徴を知り、自分や身近な生き物の骨に興味を持ってもらおうと博物館が開催した。
 参加者は、宇和島市の哺乳類調査事務所「ネイチャー企画」の海田明裕研究員から指導を受け、アナグマとキツネの骨の組み立てに挑戦。背骨やしっぽなど、よく似た小さなパーツをいくつもつなぎ合わせる部分に苦労しながらも、試行錯誤を繰り返して約90分であばら骨を除く部分を完成させた。