全国の小中学生を対象にした「灯台絵画コンテスト2016」で、愛媛県八幡浜市神山小学校6年の山中里乃さん(12)が小学生高学年の部で銀賞に輝いた。山中さんは2013年に小学生低学年の部で銅賞に選ばれており、2回目の受賞。神山小児童の入賞は09年から8年連続。
 コンテストは、海上保安庁の協力団体「燈光会」(東京)が「灯台のある風景」をテーマに毎年実施し12回目。今回は全国から791点の応募があり、うち小学生高学年の部は182点だった。
 山中さんの作品「目指すは、灯台!!」は、四国最西端にある佐田岬灯台や広がる海、遠景に望む九州などを描いた。山中さんは「海と空の青、山の緑、灯台の白といった色のバランスを考えて工夫した。自分でも納得できる出来栄えだったので、受賞はうれしい」と話していた。
 11日は同校の全校集会で表彰式があり、山中さんは宇和島海上保安部の山口美智夫次長から賞状を受け取った。山口次長は「8年連続で受賞者が出ている学校は全国でもほかにない。学校として来年も入賞目指して頑張ってほしい」とエールを送った。