愛媛県久万高原町七鳥の四国霊場45番札所岩屋寺で、建て替えを進めていた会館「遍照閣(へんじょうかく)」が20日に落成し、大勢の信者らが集まって記念法要が営まれた。
 初代の遍照閣は1962年、巡礼者の宿坊として誕生。老朽化が進んだため、寺の開創1200年に合わせ、2代目を建築した。
 新しい遍照閣は木造地上2階、地下1階建て、延べ床面積約500平方メートル。町内産の上質な木材をふんだんに使った近代的なデザインが特徴で、窓を大きくするなどして周囲の景観に溶け込ませている。総事業費は約2億4000万円。宿坊にはせず、寺の行事などで使用するという。