水害や水難事故に備え、大洲署は31日、愛媛県大洲市柚木の肱川でゴムボートを使った水難事故防止訓練を行った。見学に訪れた近くの肱南保育所の園児に講話も行い、子どもだけで海や川に行かないよう呼び掛けた。
訓練には署員ら16人が参加。足踏み式空気入れを使って素早くゴムボートを組み立て、川の中ほどまで進み、要救助者に扮した署員を助けた。見守った園児には「ボートに乗るときはライフジャケットを着ける」「川や池にボールが落ちたら大人を呼ぶ」と注意点を伝えた。
二宮幸仁署長は「管内には海も川もあり、肱川では水害も起こる。練度を上げて対処能力向上へ努力してほしい」と講評した。