愛媛県松山市の銀天街L字地区の再開発の在り方を検討する「銀天街L字地区再開発検討専門部会」(部会長・曲田清維愛媛大教授、15人)の第3回会合が31日、市役所であり、将来ビジョンを「人の暮らしとにぎわいの交流拠点」に決めた。
 市は同地区の特徴を、徒歩圏内に都市機能が集積して商業機能が充実し、近年のマンション整備で人口は増加傾向と説明。「ゆとりや安心などの付加価値をつくり、交流核を形成したい」と述べた。
 2015年に実施した地権者や市民アンケートの結果と市総合計画などを基に、魅力的なテナントや滞留スペースの不足、人と商店街のつながりが薄いなどの課題を整理。訪れたくなる魅力▽居心地のいい空間▽歩くことが楽しい▽さまざまな人が集い交流できる▽安心して暮らせる―という5点のまちづくりの方向性を議論した。