理科の実験や工作を楽しむ「作って遊ぼうおもしろ科学」が19日、愛媛県松山市小野地区の小野小学校と小野公民館であり、同校児童ら約300人が発泡スチロールのたこ作りや水性ペンを使った色の実験で身の回りの不思議に迫った。
 科学への興味と関心を持ってもらおうと、小野地区青少年健全育成連絡協議会が毎年開催している。単線モーター作りや鉱物採集など、ものづくりを中心にした全11コーナーで、小野小教員や地元住民、小野中生徒らが手ほどきした。
 紙のように薄い発泡スチロールを使って縦15センチ、横10センチの小さなたこを作るコーナーでは、子どもたちは左右のバランスに気をつけながら、中央線に沿って上から3分の1の位置に糸を取り付けた。歩く程度の風でも、たこが揚がっていく様子に笑顔を浮かべていた。