愛媛県八幡浜市の戦没者追悼式が15日、同市北浜1丁目の市民スポーツセンターであった。参列した遺族ら約200人が戦争で犠牲になった市民の冥福を祈って献花し、平和の尊さを次世代に伝えていくことを誓った。
 八幡浜市では太平洋戦争などで2228人が犠牲になっており、追悼式は市が毎年実施し44回目。大城一郎市長は「戦後の日本の発展は戦没者の犠牲の上にあることを忘れてはならず、平和の尊さを次の世代に受け継いでいく責務がある。27日には米国のオバマ大統領が被爆地広島を訪問するが、核兵器のない世界の実現に大きな力となるよう期待したい」とあいさつした。
 参列者は順番に献花台に白菊を手向け、犠牲者の冥福を祈って手を合わせた。