松山市堀之内の愛媛県美術館で開かれている特別展「ブータン~しあわせに生きるためのヒント」の来場者が2日、1万人を突破した。
 1万人目となったのは、今治市のパート藤田貴美子さん(58)と会社員山田芳美さん(29)親子。記念に同展の図録とグッズが贈られ、藤田さんは「展覧会にはよく足を運ぶが、自分たちが1万人目になるなんて夢みたい」と笑顔。山田さんは「『しあわせに生きるためのヒント』という言葉に引かれた。ブータンの衣装や生活に触れ何か感じ取れたら」と語った。
 同展は、日本とブータンの外交関係樹立30周年を記念し開催。ブータン王国国立博物館などの特別協力を受け、同国の生活様式や仏教信仰の厚さを伝える日本初公開の文化資料約130点を展示している。19日まで。