低気圧が急速に発達しながら日本海を進んだ影響で、愛媛県内では16日夜から強風で落下した看板で通行人がけがをしたほか、交通に乱れが出るなど影響が出ている。
 16日午後8時半ごろ、新居浜市宇高町1丁目で店舗の看板が強風にあおられ落下し、歩行中の女性の顔をかすめて女性がけがをした。また新居浜市と四国中央市でトタン屋根やシャッターが壊れるなどして計3棟に被害が出た。
 四国電力によると、四国中央市や大洲市、内子町など約4350戸が16日夜から17日朝にかけて停電し、現在も一部で停電が続いている。
 また強風の影響で17日午後2時半現在、JR瀬戸大橋線が一時的に運転を見合わせるなどしており、一部の列車に運休や遅れが出ている。