復元中の遍路道、峠通る11キロ挑戦 愛南
住民グループが復元整備を進めている愛媛県宇和島市と愛南町を結ぶ旧遍路道「宿毛街道中道」を舞台にしたウオーキングイベントが27日、愛南町内で開かれ、県内外の約30人が昔ながらの雰囲気が残る峠道を歩き心地よい汗を流した。
2014年から中道の復活に取り組む「中道復元実行委員会」が企画。参加者は同町御荘平城の四国霊場40番札所「観自在寺」を出発し、大岩道峠を通って同町僧都地区に抜ける標高差約550メートルの11キロ区間に挑んだ。
参加者は標高555メートルの大岩道峠付近で、眼下に広がる御荘湾のリアス式海岸の美しい風景を堪能。道すがら倒木や石の除去など復元作業の手伝いをしながら、約5時間半かけて全員無事ゴールに到着した。