古くなり使われなくなった人形に別れを告げる人形感謝祭が10日、愛媛県松山市久万ノ台の成願寺であり、参列者が約2万5000体に感謝の思いを込めて手を合わせた。
日本ひな人形協会愛媛支部が定める6月10日の「人形を供養する日」に開いており、35回目。
谷川龍玄住職らがお経を唱える中、五月人形やひな人形、動物やアニメキャラクターの縫いぐるみなどに僧侶が清めの水を掛けて魂を抜く儀式を行った。
参列者を代表し、松山短期大1年の学生(18)が「成仏し、私たちを末永く見守ってください」とあいさつ。護摩法要では、人形を護摩壇に投げ入れ冥福を祈った。