節分を前に、愛媛県松山市石手2丁目の石手寺で31日、信徒や地域住民らによる恒例の豆いりが行われた。今年は約510キロの大豆を用意し、無病息災や家内安全の願いを込めながら福豆の準備に精を出した。
 信徒らはかまどにかけた鍋に豆を広げると、竹製の熊手で丁寧にかきまぜた。20分ほどでパチパチと豆がはじけ始め、香ばしい匂いがしてくるといり上がりの合図。粗熱を取り、焦げ過ぎた豆を取り除いた後、手際よく袋詰めした。
 作業には約80人が携わり、30日から3日がかりで行われている。