ナンバーワンの鬼嫁決定―。妻の愛情の深さを夫婦で競う「鬼嫁コンテスト~すべて私に任せなさい~」がバレンタインデーの14日、愛媛県鬼北町永野市の広見中学校体育館であった。約350人の観客を前に、5組の夫婦がゲームやクイズで自慢の鬼嫁っぷりを披露した。
 全国で唯一、自治体名に「鬼」が入る鬼北町が進める「鬼のまちづくり」の一環で初めて開催した。一般的なイメージの怖い「鬼嫁」とは違い、いい意味で逆らえない女性を県内から募集。13組の選考の結果、宇和島市や松山市の夫婦5組が本選に臨んだ。
 コンテストでは、鬼北町に関するクイズや妻の要求する物を時間内に持ってくるゲームなど五つの課題に挑戦。町特産のきじ鍋を二人羽織で食べる早食い競争では、目隠しをした妻が「早く食べて」とせかしながら、アツアツの料理を夫の口に運ぶ様子に、会場から大きな笑いが起こっていた。