温州ミカンの「マルマ」ブランドで有名な愛媛県八幡浜市真穴地区の真穴小学校(44人)と真穴中学校(26人)で24日、持ち寄った果実を市内外にプレゼントする「愛のみかん運動」が2日間の日程で始まった。市内の駐在所や保育所、東日本大震災の被災地に贈る予定で、児童生徒は愛情たっぷりのミカンを袋いっぱいに詰めて登校している。
 家庭の約7割がミカン農家という両校。収穫がピークを迎える11月にお手伝い期間を設定しており、児童らが手伝いのご褒美としてもらったミカンを1967年から施設などに贈っている。
 今年も児童らはどっさりとミカンを抱えて集団登校し、中学校で待ち構える児童会や生徒会の役員に手渡した。ミカンは早速箱詰めされ、メッセージを添えて25日の放課後から発送する。