高校生が5・7・5の17音に青春を燃やす俳句甲子園全国大会が20日、愛媛県松山市の大街道商店街で開幕した。地方大会や審査で勝ち上がった、県内の6校を含む24都道府県の36チームが、予選リーグと決勝トーナメント2回戦までを行い、句の出来栄えと鑑賞力を競った。
 21日の準決勝には県勢の愛光、東京の開成A、開成Bの3チームが進出を決めた。
 大会は俳句甲子園実行委員会が主催し19回目。開会式で、愛知県の幸田高校3年、都築未央さんが「言葉の力を磨いてきた。最高の夏にしたい」と選手宣誓。12会場に分かれての予選リーグでは、選手たちが「短夜」「浴衣」などの兼題で事前投句した作品を披露し、ディべートによる熱い攻防を繰り広げた。
 21日は松山市湊町7丁目の市総合コミュニティセンターで敗者復活戦の後、4チームで準決勝、決勝が行われる。