四国の中央部に位置する愛媛県四国中央市、香川県観音寺市、徳島県三好市の3市長が集う「四国まんなか市長サミット」が19日、四国中央市中之庄町の中之庄公民館であった。3市の職員や市民ら約120人が参加し、「外部人材による地域づくり」をテーマに地域活性化策を考えた。
 徳島県神山町のNPO法人グリーンバレー理事長の大南信也氏が基調講演。地域づくり活動では「過去に失敗した」「前例がない」などを理由にアイデアを破壊する人が現れると指摘。「前例がないのは時代の歯車を回すチャンス。とにかく始めるという勢いが大事」と強調した。
 求める人材像などについて3市長らは意見を交わした。篠原実・四国中央市長は「先頭を切って動くタイプの人材なら、当市では商売ができる」とアピール。黒川征一・三好市長は「空き校舎へのサテライトオフィス進出などで、活気が生まれた」、白川晴司・観音寺市長は「地域への刺激につなげようと、外部人材を市の審議会などに登用している」と紹介した。