南予の食の魅力を一夜限りの特別なディナーで発信する第2回南予プレミアムダイニング(実行委員会主催)が7日、愛媛県愛南町須ノ川の須ノ川公園であった。県内外の60人が「日本の渚(なぎさ)百選」になっている海岸近くの景勝地で、県の新養殖魚種「スマ」やサツキマスなど愛南町自慢の幸を取り入れた創作料理を満喫した。
 「音楽と食材のワルツ」と銘打ち、海岸沿い約1キロに群生するウバメガシに囲まれた特設会場で、松山市のシェフ牛川雄一さん(35)が料理を提供。スマを用いた「伊予の媛貴海(ひめたかみ)の握り」などコース料理のほか、サツキマスのマリネなど約45品がビュッフェ形式で並び、潮風に乗って流れるピアノやアコーディオンの旋律が雰囲気を盛り上げた。