「えひめいやしの南予博2016」の広域コアイベント「愛媛・お祭り博覧会2016」が23日、西予市宇和町卯之町4丁目の県歴史文化博物館で始まる。6月12日まで。
 県内の祭りに関する資料や写真など約300点を展示。南予の祭りを象徴する「牛鬼」は松野町松丸、愛南町岩水の2体のほか各地の頭を展示。同館の大本敬久専門学芸員によると、牛鬼は見た目が最も牛に近い「内子型」、獅子頭に影響を受けたとみられる「宇和島型」、平べったく丸い輪郭の「愛南型」に分けられるという。「同じ南予の中でも、こんなに違うのかと知ってもらう機会になれば」と話す。
 5月8、15日に関連講座、28日には民俗芸能サミット「南予芸能講座(鹿踊りの系譜)」がある。問い合わせは県歴史文化博物館=電話0894(62)6222。