四国電力が7月下旬を目標に伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働の準備を進める中、重大事故発生や避難計画の有効性などに懸念を抱く愛媛、福島両県の脱原発市民団体が11日、東京都千代田区の経済産業省前などで再稼働反対を訴えた。
 「原発いらない福島の女たち」が「伊方原発50キロ圏内住民有志の会」に共同での抗議行動を呼び掛け、経産省前では在京の脱原発団体メンバーと合わせ約50人が横断幕などを掲げた。
 「有志の会」からは2人が参加し、伊方町民への独自アンケートで半数以上が再稼働に反対だったと主張。原発なしでも電力は足りているとし、原発に頼らないエネルギー政策への転換を求める請願書を読み上げた。