愛媛出版文化賞贈呈式 地域の発展に力
愛媛に関わる優れた図書を顕彰する第32回愛媛出版文化賞(公益信託愛媛出版文化賞基金、愛媛新聞社主催)の贈呈式が20日、松山市大手町1丁目の愛媛新聞社であり、8作品の著者らを表彰した。
賞は愛媛の出版文化の発展や地域文化の向上に寄与することを目的に、1985年に創設。今回は4部門に計58点の応募があり、部門賞4点、奨励賞4点を選んだ。
部門賞受賞作品は「研究・評論」が「日土小学校の保存と再生」、「美術」が「戦地の手探り 岡本鐵四郎 戦後70年甦るスケッチ」「文学」が「戦争・詩・時代」、「その他文化全般」が「池さんものがたり」。
式には受賞者や選定委員、出版関係者ら約90人が出席。同基金運営委員長の土居英雄愛媛新聞社長が受賞者に賞状と副賞を贈り、「どの作品も地域の文化発展に大いに貢献する力作」とたたえた。