愛媛大医学部付属病院(東温市志津川)は17日、臓器移植法に基づき大阪府の病院で16日に脳死と判定された40代の男性から摘出された肝臓の移植手術を開始した。レシピエント(被移植者)は、劇症肝炎で愛媛大病院に入院中の50代の女性。
 病院によると、女性は14日に移植ネットに登録し、脳死肝移植を希望していた。愛媛大病院での手術は肝臓・胆のう・膵臓(すいぞう)・移植外科診療科長の高田泰次教授ら約10人のチームで17日午後5時半に始まった。終了予定時刻は18日午前3~4時。
 脳死判定された肝臓の移植手術は四国で2例目。1例目は2015年8月に愛媛大病院で実施された。