道後温泉にちなんだ土産物のパッケージなどを、愛媛県宇和島市出身の挿絵画家高畠華宵(1888~1966年)のイラストレーションでデザインした商品の展覧会が松山市一番町1丁目の松山ビジネスカレッジで開かれており、レトロな華宵作品を現代風にアレンジした作品が来場者の注目を集めている。5月31日まで(土・日・祝日は休み)。
 同校の総合デザイン学科の学生7人が、高畠華宵大正ロマン館(東温市)などの助言や協力を得て制作。入浴剤やせっけんのパッケージ、貸し浴衣など11種類を考案した。
 5種類の壁紙で飾られた会場には、華宵が描いた着物柄を取り入れたふろしきのほか、表面にツバキやスミレなどの絵柄を刻んだせっけん、華宵の絵の着物部分を切り抜いて和柄模様が見えるようにしたハンカチなど趣向を凝らした力作がそろう。