愛媛大・野見山准教授 東京で写真展 四国の豊かな自然紹介
世界最大規模の写真コンテスト「ソニー・ワールド・フォトグラフィー・アワード」の一般公募部門で最優秀賞を受賞した愛媛大沿岸環境科学研究センター准教授の野見山桂さん(37)の写真展「僕が四国で生き物を撮るということ」がこのほど、東京・銀座のソニーイメージングギャラリーで開かれ、美しい四国の自然やそこにすむ動物の魅力を紹介した。「四国には他の場所にはない豊かな自然がある。写真を通して四国の良さを伝えていきたい」と話している。
写真展では、無数のヒメボタルが愛媛の竹林を幻想的に乱舞する受賞作「Low Light(わずかな光)」をはじめ、2010年以降に四国各地で撮った作品36点を展示。四国カルストにいるアナグマや四国固有種のイシヅチサンショウウオ、集団冬眠する数千匹のユビナガコウモリ、高知県沖を雄大に泳ぐニタリクジラやイルカなど、なかなか見られない野生動物に迫った。