愛媛県鬼北町の宿泊施設「成川渓谷休養センター」(同町奈良)が客室の改修を終え、29日にリニューアルオープンする。和室を洋室に変更し、防音や断熱効果を高め利便性を向上させた。町の観光施設の一つとして、利用客の増加を狙う。
 センターは1987年にオープン。温泉やロッジなどを併設するが、施設老朽化などの影響で利用客は年々減少。状況打開へ、2013年4月に指定管理者制度を導入し、学生寮やホテルなどを運営する共立メンテナンス(東京都)に経営を委託した。近年の宿泊年間売り上げは平均580万円。
 リニューアルは、14年10月18日から宿泊施設を休業し実施。これまでの8室は全て和室だったが、1階に増築した洋室3部屋は浴室・トイレを完備、2階客室5部屋も和室から洋室へ改築。和室を3部屋残し、計11部屋となった。料金は1人4900~6000円。定員は30人。年間650万円の売り上げを見込む。総事業費は5410万円。