身近な場所で春の七草を探し、七草がゆを作る体験講座が5日、愛媛県松山市空港通1丁目のまつやまRe・再来館(りっくる)であった。市内の小学生と保護者ら約20人が参加し、伝統の食文化に理解を深めながら旬の味を楽しんだ。
 体験講座は、自然や環境について考えるきっかけにしてもらおうと2011年度から毎年実施。子どもたちは、施設の運営などを任されているNPO法人ふれあいエコクラブのメンバーに案内され、敷地内を散策。七草のうちナズナやゴギョウなど4種類を見つけた。ハコベラは鳥が好むことなども教わった。
 調理では、松山市の二神島で栽培された七草を使用。子どもたちは協力してゆでるなどし、出来たての七草がゆを味わった。