愛媛県警交通企画課は5日、2014年の交通事故発生状況をまとめた。発生件数は5745件(前年比947件減)、けが人は6816人(1044人減)と10年連続で減少したが、死者数は75人(5人増)で2年連続で増加。県警は15年も犠牲者を減らす数値目標「アンダー50」を継続する。
 交企課の説明では、死者に占める65歳以上の高齢者の割合は61.3%(46人)で、全国平均の53.3%を上回った。約半数が歩行中で、高齢ドライバーが関与した事故での死者は27人(2人増)。交企課は「県民や運転免許保有者の高齢化が進んでいるのが一因とみられる」と分析した。死者全体の約4割にあたる29人が歩行中で、うち夜間の事故だった21人は全員が反射材を着けていなかった。