放射線に関する知識を深める原子力講演会(伊方原子力広報センターなど主催)が19日、愛媛県伊方町湊浦の町生涯学習センターであった。長崎大原爆後障害医療研究所の高村昇教授が、東京電力福島第1原発事故の現状を交えて放射線の人体への影響を解説した。
 四国電力伊方原発が立地する伊方町や周辺市町の職員、消防関係者ら79人が参加。高村教授は、発がんリスクが上がるとされる被ばく線量100ミリシーベルトなどの目安を示し「放射線災害があった際、外部被ばくと内部被ばくをいかに抑えるかが重要」と説明した。